冒険がテーマの本、オススメ5選 

こんにちは。植村直己の「青春を山に賭けて」がバイブル、りょう(@sorimachi)です。

中学生の頃、長野県では読書の時間というのが朝あって、その時間にマンガを読んでいたのですが、当時小論文の先生が「﨤町、そんなんじゃダメだぞ」と言って一冊の本を渡しました。夏目漱石夢十夜、という本でした。

夏目漱石とか面白いの?と思いながら読み進めると、夢十夜は想像以上に不思議で、不気味で、短編集と言う事もあり、その短くも濃い文章の世界にダイブしました。

それを皮切りに、いろんな本を読むようになって、旅に出てからもいろんな本を読みました。

今日はその中からも、自分の旅に影響を与えたなあ、と思うものを、5選。

どうぞ。

 

1.「青春を山に賭けて」 植村直己

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あらすじ

家の手伝いからは逃げ、学校ではイタズラばかりしていた少年は、大学へ進んで、美しい山々と出会った。―大学時代、ドングリとあだ名されていた著者は、百ドルだけを手に日本を脱出し、さまざまな苦難のすえ、夢の五大陸最高峰登頂を達成する。アマゾンのイカダ下りもふくむ、そのケタはずれな世界放浪記。

 

 

レビュー

数ある冒険記の中でもずば抜けて面白い本。何よりも謙虚な姿勢が文章の端々から溢れ出ている。私がアマゾン河筏下りに挑戦したキッカケの本であり、今の自分を構成する一部になった本。

アフリカで女性を抱く話は、普通であればいやらしく嫌悪を抱くものだが、植村氏のこの話は胸が熱くなり、覚悟の裏返しである事にまた熱くなる。自然に対しても、人に対しても、どこまでも純粋である。子供の心を持ち続け、絶やさずにその心を燃やし続けた青年の手記は、どんなに時代が過ぎても色褪せない。マッキンリーに消えた稀代の冒険家、その青春は今なお人の心に生き続け、火を着ける。

 

2.「風俗ライター、戦場へ行く」 小野一光

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あらすじ

エロ本編集バイトの“ボク”は、痛く辛い失恋を忘れるために日本から逃げ出した。やがてたどり着いたタイと国境を挟む内戦中のカンボジア密入国。すっかり戦場にハマッてしまう。風俗ライターでありながら、アフガニスタンイラクなどの戦地を経ていくことで変化を遂げていった著者が、世界を鮮明に綴る。

 

レビュー

初めて旅に出掛けた20歳の冬、関空の本屋で買った本。フランスへ行く飛行機の中、一気に読んで今でも心に残っている。

タイトル通り風俗ライターであり、戦場ライターではない、そこがこの本の独特さであり、他の戦場記とは一線を画す。常にニュートラルな目線で書かれる戦場は、この地球上の地続きにあると感じさせてくれる。説教臭くなくて、少しクスッと笑ってしまう、赤くて黒い世界を描く、絶妙な温度で書かれた一冊。

 

3.「世界は危険で面白い」 渡部陽一

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あらすじ

世界の紛争地を駆け巡る戦場カメラマンの体験記。餓死寸前、毛虫を食べる=コンゴ、ジャングル、死の行進=ウガンダ、戦場の恋人たちに当てられる=ユーゴスラビア、カヌーで決死の川くだり=コンゴ、南米美女図鑑=コロンビア、戦場のダンスパーティー=スーダン喜び組との合コン=北朝鮮…などなど「危険と面白い話」が盛りだくさん。

 

レビュー

大学生の渡部氏は、旅人の中でも断トツでネジの飛んだ部類の旅をしている。初めての旅がコンゴ民主共和国(DRC)の森の中にいるピグミー族に会おうというのだから凄まじい。そのDRCの旅路に少年兵のゲリラに襲われて彼は初めて報道の道に立つ。

戦場カメラマンの本であるが、内容はそこまで固くなく、少しユーモアに、でも切実に語る。旅のように書き記した戦場記は、危険で面白い。

 

4.「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー渓谷に挑む」 角幡唯介

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あらすじ

チベットの奥地、ツアンポー川流域に「空白の五マイル」と呼ばれる秘境があった。そこに眠るのは、これまで数々の冒険家たちのチャレンジを跳ね返し続けてきた伝説の谷、ツアンポー峡谷。人跡未踏といわれる峡谷の初踏査へと旅立った著者が、命の危険も顧みずに挑んだ単独行の果てに目にした光景とは─。開高健ノンフィクション賞をはじめ、多くの賞を受賞した、若き冒険作家の野心作。

 

レビュー

前半は淡々とツアンポー渓谷に挑んだ過去の冒険家の記録を辿る。NHKと共に挑んだ未知の渓谷川下りは、死者を出して幕を閉じ、それが人生の呪縛となり、彼は再びツアンポー渓谷に足を踏み入れる。

外堀から徐々に内側へ寄っていくゾワゾワした感覚が襲う。風景描写は詳しく記し、渓谷の絵が頭に浮かぶ。世界に残された空白の五マイルを求めて歩く、現代に残された数少ない本当のロマンを描く。

 

5.「サハラに死す――上温湯隆の一生」 上温湯隆

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あらすじ

サハラ砂漠は東西7000キロ、横断するルートは皆無で、途切れ途切れにあるオアシスの点と点を結ぶしかない。この前人未到の熱砂の海に、一頭のラクダとともに単身で挑んだ上温湯青年。だが不幸にも、思い半ばに22歳の孤独な青春に幕を閉じた。苛酷な旅の中で、人間の極限を生き、凝視めた青春とは。

 

レビュー

ラクダでサハラ砂漠を横断する。過酷極まりない冒険に出かけ、命を落とした青年の手記をまとめたもの。彼がそこまで固執してラクダでの横断に拘り挑戦するのは、彼自身が課したイニシエーションであり、そのイニシエーションは半ばにしろ、彼は大人になったのだと思う。

本の一番最後に書いてある解説は角幡唯介が書いていて、その解説もまた素晴らしい冒険論が展開されている。

 

まとめ

如何だったでしょうか?

気になった作品があれば、ぜひ読んでみて下さい! 

 

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